写真:日豊教区 Facebook より
釈徹宗氏をお迎えして教区育成員研修会が開催された。
同朋会運動では、どちらかというと軽んじられてきた儀礼。
しかし実は儀礼は大きな宗教的力を持っていると再認識。
僧侶をしていると「教理」や「宗教的情緒」や「儀式執行」の間にモヤモヤとして言葉にならない部分を感じることがある。
先生はそこに光を当てて、言葉として明瞭にそのモヤモヤを言い当ててくださったと感じた。
とても内容の濃い研修会であった。
写真:日豊教区 Facebook より
釈徹宗氏をお迎えして教区育成員研修会が開催された。
同朋会運動では、どちらかというと軽んじられてきた儀礼。
しかし実は儀礼は大きな宗教的力を持っていると再認識。
僧侶をしていると「教理」や「宗教的情緒」や「儀式執行」の間にモヤモヤとして言葉にならない部分を感じることがある。
先生はそこに光を当てて、言葉として明瞭にそのモヤモヤを言い当ててくださったと感じた。
とても内容の濃い研修会であった。
住職さんと「百日聴聞会」札 百日聴聞会 ~真に聞くということ~ 大分県宇佐市四日市にある四日市別院と日豊教務所、その境内にある勝福寺では、現在、「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌お待受け百日聴聞会」と銘打たれた聴聞会が開かれている。この聴聞会は2009年1月17日からほぼ毎週土曜日に、毎回講師を変えて行われており、御正当報恩講が厳修される2011年11月28日に100回目を迎えることを目標にしている。 7月のある日、第61回となる聴聞会に参加させていただこうとお寺に向かうと、開始までまだ時間があるにもかかわらず、本堂には楽しそうな声があふれていた。その顔ぶれを眺めてみると、日豊教区のあらゆる地域から僧侶・門徒を問わず集っているようであった。聴聞会は坊守さんを調声人としたお勤めから始まり、その後、講師によるご法話をいただくという内容である。その日の講師は川島弘之氏(元高校教師)で、講師自身の真宗との出あいについて1時間半ほどのご法話をいただいた。ここで聴聞会はいったん閉じるが、10数人が残り、先生を囲みながら座談会をするのが恒例になっているとのことである。 勝福寺住職の藤谷知道氏にこの聴聞会についてお尋ねしたところ、こうした会を思い立ったのは、親鸞聖人700回御遠忌の折、暁烏敏師亡きあと、彼を師と仰ぐ方たちが「百日安居」を行ったことにあるという。今から10余年前、蓮如上人の500回忌を迎えるにあたり、勝福寺に集う同行さんの間からも「私たちもやりたい」という意見が出てきて、「百日安居」を行った。上人の500回忌終了後は「汝自当知の会」として月1回、1泊2日の聞法会を定期的に行ってきたという。その「汝自当知の会」の中から、宗祖の御遠忌を迎えるにあたって、今度は公開性をもった聴聞会を開きたいとの声があがり、今回の「百日聴聞会」を開催するにいたったとのことである。 この聴聞会の特色の1つには、まず講師の多様性が挙げられる。講師が1寺院の住職の時もあれば、大学の教授の時もある。また、今回のように外部からお招きすることもある。ともかく僧俗、男女、東西、遠近を問わぬ講師陣には目を見はるものがある。 聴聞会でのご法話
10月20日、真念寺にて行橋市仏教連合会の研修会が行われました。
各宗派(7宗派)から自派の教えや作法、歴史などについて発表。
大谷派からは浄喜寺来山組長が発表を担当いたしました。
それぞれ質疑応答を交わす意義深い会となりました。
行橋市今井の浄喜寺で、婚活イベント「お寺de縁結び」が10日にあった。浄喜寺と同じ東本願寺派の市内の善徳寺が主催。3度目を数える今回は「大人な婚活パーティー」と名づけ、参加者の年齢を50歳まで引き上げた。結果は8組のカップルが誕生した。
しんらん交流館の開所式を記念して、高倉幼稚園と大谷保育園の園児と保護者の皆さんや近隣の方々をお招きし、演劇「不思議な木」(演出・出演 九州大谷シアタープロジェクト)が披露されました。 ■不思議な木(約30分) 旅をしていた若者が不思議な木に出会う。たくさんの果物を実らせ、次々と木も増えていくが、欲を持った者が植えると…。 ~九州大谷シアタープロジェクト パンフレットより~ 舞台は、本堂、講堂、園舎、ホール等、主催される側の都合に合わせて設定できます。少人数からの企画にも上演できます ■お問い合わせ先 携帯電話 090-2284-4174 / メール ohgi@kyushuotani.ac.jp 大城(おおぎ)まで 演劇「阿闍世―逆害の果てに―」/九州大谷シアタープロジェクト
しんらん交流館の開所式を記念して、演劇「阿闍世―逆害の果てに―」(演出・出演 九州大谷シアタープロジェクト)が披露され、「仏説観無量寿経」に説かれる物語「王舎城の悲劇」が表現豊かに演じられました。 ■阿闍世 釈尊在世のころのマガダ国 王舎城、阿闍世王子の物語(約60分) 釈尊の従兄弟にして仏教教団をわがものにしようと企むダイバダッタは、アジャセに近づき、父王こそはアジャセの怨敵であるのだと告げる。 アジャセは、ダイバダッタの言葉に従い、父王を幽閉して殺し、さらには母イダイケをも殺そうとする。 ギバの諫言によって母親殺しは思いとどまったものの、アジャセは父王を獄死させた。 父王の死後、アジャセは罪の呵責から体全体に瘡を生じ苦悶する。自らなした罪の深さを悔い、堕地獄を恐れるアジャセに救いはあるのだろうか。 ☆この作品は、主に仏典、涅槃経・観無量寿経を題材にしていますが、物語・人物等の構成は原点とは異なります。 ~九州大谷シアタープロジェクト パンフレットより~ 舞台は、本堂、講堂、園舎、ホール等、主催される側の都合に合わせて設定できます。少人数からの企画にも上演できます ■お問い合わせ先 携帯電話 090-2284-4174 / メール ohgi@kyushuotani.ac.jp 大城(おおぎ)まで 演劇「不思議な木」/九州大谷シアタープロジェクト
津垣 慶哉(福岡県正應寺)
河野 通成/大分県 緑芳寺
真宗大谷派(本山・東本願寺)は外国人観光客に分かりやすい境内の案内や宗派の教えの解説をしようと、5カ国の言語に対応した案内機器「多言語音声ガイドペン」を7月末から導入している。専用のペンとイヤホン、ガイドブックを貸し出し、ガイドブックの項目に触れるとそれぞれ約1分間の音声案内を聴ける。京都市内の寺院ではガイドペン導入は初めてという。
【「元気なお寺づくりセミナー」の展開!!】 日豊教区大分組法蓮寺では、去る2015年12月2日御正忌報恩講大逮夜の法要にあわせて「門徒帰敬式」が執行されました。これは「元気なお寺づくりセミナー」(ウエイクアップセミナー)を受講された岩尾豊文住職による「寺業計画書」より、法蓮寺の御正忌報恩講の最終日に「還暦帰敬式」をすると記載されたものが実現されたものでありました。60歳を境に聞法を志してほしいという住職の願いより、「還暦帰敬式」という名称にて募集されました。しかしながら、「還暦でないと帰敬式ができないのですか」という問い合わせがあり、還暦という言葉に限定されることを感じられ、「門徒帰敬式」とされた経緯がありました。 【「門徒帰敬式」開催に至るまで】 帰敬式を受式される9名 募集当初は多くのご門徒に声をかけるものの、受式にまではなかなか至らず、住職も「式ができるかどうかが関の山」と半ば自信を無くすものの、辛抱強く声をかけ続けることで1人2人と受式される方が増え、最終的には9名となり、住職もひと安心された模様。 式を執行された日はあいにくの大雨の日でありましたが、無事に9名のご門徒もお寺に到着され住職による式の説明がなされました。夜の重々しい空気の中、式が執行され、住職による剃刀の儀に始まり、執行の辞から法名伝達。受式者代表の方の誓いの言葉を聞かれた住職も感慨深い面立ちのように見受けられました。また、組内住職も立ち会われ、正信偈のおつとめののち、佐藤正範組長による帰敬式法話がなされました。 法話の中で、 佐藤正範組長による帰敬式法話 法名は仏弟子になるということであり、仏様の教えをいただく身として、新たに出発していく。「私はこれからこういう人間として生きていくんだ」「仏法を聞く生活が始まった」という、自らの名のりが法名ということなんですね。 とおっしゃられ、熱心に耳を傾ける受式者が非常に印象深いことでありました。 法名伝達も住職よりお一人お一人丁寧に手渡されました。 一人ひとり丁寧に法名伝達 帰敬式法話を聞かれていた住職も、自坊の御正忌報恩講で帰敬式が実現し、嬉しさとどこか安堵感を感じておられたようにも見えました。 【ご門徒と共に創るお寺】