月別アーカイブ: 2016年7月

2016年度組門徒会総会

2016年8月5日(金)13時30分より、ユータウン犀川(犀川駅2F)において京都組門徒会「2016年度総会」を開催いたします。
正副組長・教導の3役ならびに会計監査はお繰り合わせの上ご出席いただきますようお願い申し上げます。

2016年度通常組会

2016年8月4日(木)14時より浄喜寺において「2016年度通常組会」を開催いたします。
組内寺院におかれましては、重要案件の審議につき、万障お繰り合わせの上ご出席くださいますようお願い申し上げます。
なお当日、教団連合カレンダー・教化冊子・手帳等の発注を承ります。また、組費の納入も併せてお願い申し上げます。

北九州真宗同朋会 | 浄土真宗ドットインフォ

半世紀以上の歴史ある同朋会 北九州真宗同朋会は、多くの方々に親鸞聖人の教えに遇うご縁を結んでいただくことを願いとして活動されてきました。そして、その歴史は52年の星霜を経て今に至っています。発足してから半世紀以上前になりますが、第1回の結成に関わられた日豊教区京都組德蓮寺前住職の伊藤元氏は、「52年前はこのような同朋会は全国にも数少なかった。せっかく始めるのだったら浄土真宗を本当にお伝えしていただける講師を迎えたかった。そこで京都に出向いて、教学研究所の門を叩き講師依頼をした」と語られました。 以来、様々な講師を招いて地域社会に開かれた同朋会として確たる歩みを続けてきました。結成に関わったメンバーは現在、伊藤氏のみとなっていますが、その願いは継承されており、会場に漂う緊張感は聴聞への厳しい姿勢を感じさせるものがありました。 組にとどまらず、市内一円の寺院を会場に展開 この同朋会の特徴は、組の範囲にとどまらず、福岡県の北九州市一円の寺院を会場として展開している点にあります。参加者は各県から様々です。また、毎年度研修計画を立てており、基本的には年7回の門徒研修、総会、定例同朋会、記念仏教講演会、暁天講座と充実した共同教化の取り組みとして継続されてきました。 北九州地域の寺院を順に会場とし、講師も京都組、教区内にとどまらず全国から招かれています。当然、この取り組みは、お寺の教化活動に確実に展開され、報恩講やその他の年中行事が仏法聴聞の場として活性化していくことにつながっているそうです。 52周年記念仏教講演会(2014.10.11) 毎年、北九州真宗同朋会が発足された10月上旬に開催されています。「記念仏教講演会」の「記念」とは、同朋の会発足にかかる記念であり、都市開教の趣旨に叶うよう僧侶門徒を越えて一般にも開かれた講演会です。 2014年10月11日、京都組光清寺を会場として開催された記念仏教講演会の講師に立った佐野明弘氏(大聖寺教区光闡坊住持)の講演テーマは「真宗とは」。講題を「如来よりたまわりたる信心」として滔々と語られる講師のことばと会場全体の「聞く迫力」に、この同朋会の歴史を感じることができました。 門徒会研修会

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「講」のひろがり | 浄土真宗ドットインフォ

福岡県と大分県の県境にほど近い、福岡県京都(みやこ)郡の犀川(さいがわ)地区。この地区では古くからの「講」である「犀川28日講」が開かれている。過疎化や都市化などさまざまな理由で、「講」が姿を消し、あるいは内実が変化しつつある今、いかにしてこの「犀川28日講」が開かれ続けているのか、実際に参加し、お話を聞かせていただいた。  現在、「犀川28日講」は犀川地区の14カ所の集落の持ち回りで行われている。会場は寺院に限らず、公民館などで開かれることもある。私が参加した日は花熊(はなぐま)集落の恩高寺(日豊教区京都組・吉田智照住職)で開かれた。 恩高寺に着くと、門には「真宗大谷派」の旗が掲げられ、本堂にはすでに50人近くのご門徒が所狭しと集まっていた。まず全員での勤行、「正信偈・念仏・和讃」が勤まり、続いて「講」に対して授与された御消息が拝読された。そして2人の当番法中による法話が一席ずつ行われた。法話の合間、茶菓子接待と会費(200円)集めが行われるのであるが、世話人の方が持って回るお盆のなかに、ある人は手を合わせながら、ある人はにこやかに笑いながら小銭を入れていく姿は、なんともほほえましい光景であった。「講」が終わると安置された名号や御消息が大切にしまわれ、それが次の集落の世話人へと渡されていった。 持ち回りされる備品一覧  当日、「講」終了後に当番法中であった村上匡一氏(日豊教区京都組念信寺住職)、世話人の一人である野中五郎氏からお話を聞くことができた。そこでは「犀川28日講」が徹頭徹尾ご門徒の力によって支えられているということ、寺院の住職は当番法中としてであるが、ご門徒と同じく共に参加している立場であるということを聞かせていただいた。またこのようにご門徒と住職が関わることによって、ご門徒と住職の関係が一寺院のなかだけの限定された関係から、より開かれた住職・門徒の関係へとひろがっていくのだという。実際に、この「講」の世話人の方々は、そのまま組、教区の門徒会の会員であり、真宗大谷派に対してもお力添えをいただいているのである。「門徒離れ・寺離れ」など叫ばれて久しいが、我々が失ってきて、そして今求めているものが、この「犀川28日講」を存続させているものではないか、そのように感じた取材であった。 (日豊教区通信員 手嶋暁史) 『真宗 2009年(10月)』

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